医薬品開発における熱分析の基礎から応用
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日時
2026年2月27日(金)10:30 ~ 17:00
場所
大阪医科薬科大学 本部北キャンパス 講堂
熱分析は、医薬品の研究開発において欠かせない技術であり、創薬ステージからCMC研究、品質管理まで様々な場面で使用されている。近年では、モダリティの拡大に伴い、医薬品開発における熱分析の活用も多様化している。特に、難溶性薬物の可溶化処方における非晶質の状態評価、中分子や高分子の熱変性温度(Tm)評価などが挙げられる。これら特性評価は、製剤の安定性や有効性を確保するために重要であり、熱分析を活用した効果的な製剤設計を通して、医薬品の開発プロセスを加速させることが期待される。今後、熱分析は更に多様なモダリティの特性解析への活用が期待できる。
本会は初心者から中級者を対象に「わかりやすい」をコンセプトとしている。熱分析を用いて研究されている産官学の研究者からご講演頂き、熱分析研究について基礎から学ぶ機会を提供する。
プログラム
(司会:橋塚 貴彦(沢井製薬株式会社)) | |
10:30-10:35 | はじめに 我藤 勝彦(大塚製薬株式会社) |
(座長:山﨑 浩司(アステラス製薬株式会社)) | |
10:35-11:15 | 熱分析の概要とDSC, TG-DTAの基礎 葛西 佑一 先生(株式会社日立ハイテクアナリシス) |
11:15-12:05 | DSCによる非晶質薬物の結晶化解析 ―データばらつきを抑える操作ポイント― 宮崎 玉樹 先生(国立医薬品食品衛生研究所) |
(座長:新井 勇太(武田薬品工業株式会社)) | |
13:15-13:55 | 熱分析技術による中高分子医薬品の物性評価:ITC・DSCの応用事例 廣瀬 雅子 先生(スペクトリス株式会社) |
13:55-14:45 | 熱測定から見えるタンパク質の構造・物性・機能 織田 昌幸 先生(京都府立大学) |
(座長:杉田 和也(中外製薬株式会社)) | |
14:55-15:35 | 抗体医薬品開発における熱分析の利用 平川 祐也 先生(塩野義製薬株式会社) |
15:35-16:15 | 熱分析を利用した核形成至適温度の探索 -非晶質の安定性のより深い理解へ- 石塚 太一 先生(小野薬品工業株式会社) |
(座長:安藤 大介(国立医薬品食品衛生研究所)) | |
16:15-16:55 | 物性研究の振り返りとこれから 池田 幸弘 先生(Pharmaceutical science & Consulting) |
16:55-17:00 | おわりに 篠崎 妙子(第一三共株式会社) |
開催概要
セミナーのみ | 一般 7,000円、学生 無料 |
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セミナー+情報交換会 | 一般 10,000円、学生 3,000円 |
*情報交換会(17時半~19時を予定)は、飲み物+軽食を準備します。
支払は下記への銀行振り込みにてお支払い願います。
きらぼし銀行(金融機関コード:0137)、秋津支店(店番号:055)、普通口座:5028048
口座名:公益社団法人日本薬剤学会物性フォーカスブループ
シヤ)ニホンヤクザイガツカイ ブツセイフオーカスグループ
(領収書の必要な方は、登録連絡をして頂く際にその旨をご記載下さい)
会場
大阪医科薬科大学(〒569-8686 大阪府高槻市大学町2番7号)
セミナー会場:本部北キャンパス 講堂
情報交換会会場:本部キャンパス

参加申込方法
参加を希望される方は,参加登録用QRコード(右記)あるいは参加登録用URL(https://forms.gle/Fs8s4g6dc8ER4sUM6)より,①メールアドレス,②お名前,③ご所属,④参加区分(一般 or 学生),⑤情報交換会の参加の有無について,2026年1月30日(金)までにご入力いただき,費用をお振込み下さい.領収書が必要な方は,登録時に備考欄にその旨をご記載下さい.不明な点がございましたら,E-mail(bussei.fg.apstj[at]gmail.com)までご連絡ください.
[at]を@に置き換えてください。

お問い合わせ・申込み先
事務局:日本薬剤学会 物性FG事務局 担当 伊藤 雅隆
〒274-8555 千葉県船橋市習志野台7-7-1 日本大学薬学部薬剤学研究室内
E-mail:bussei.fg.apstj[at]gmail.com
[at]を@に置き換えてください。
URL:http://bussei-fg.com/
