デジタル製剤学FG

デジタル製剤学FGについて

活動目的

 医薬品開発においては、有効成分の創出のみならず、標的部位への有効成分の時間的・空間的制御を伴う送達を実現する製剤開発が必要である。多様な有効成分や医薬品添加物間の複雑な相互作用を考慮して、製剤処方の有効性・安全性・品質の同時最適化を実現することや、製剤特性の発現メカニズムを分子論的に解釈することは、デジタル技術の活用なくして効率的に行うことは困難である。

 近年、計算機性能の向上と相まって、人工知能に代表される各種informatics、数理モデリング、さらに量子化学・分子動力学・流体力学計算に代表される分子・物理シミュレーションなどのデジタル技術も発展し、各技術の融合領域まで実用化されつつある。本FGにおいては、そのような現状に鑑みて、デジタル製剤学分野に興味を有する研究者を広く集め、デジタル製剤学の最新知見の共有・集約や実用上の課題に関するディスカッションを行い、本学会員にフィードバックすることで、効果的な医薬品開発に貢献することを目的とする。

活動概要

  • デジタル製剤学FGシンポジウムの企画・運営
  • 関連学会におけるシンポジウム・ラウンドテーブルの企画・開催
  • 若手研究者の研修・育成・啓発
  • 実務上の課題集約、分野横断的な最新情報共有とディスカッション
  • 学会誌等を通じた本学会員への各種知見のフィードバック

執行部メンバー

  氏名 所属
リーダー 馬場 廣海 マルホ株式会社
副リーダー 室 篤志 アステラス製薬株式会社
会計 林 祥弘 日医工株式会社
幹事 山下 富義 京都大学大学院薬学研究科
福澤 薫 大阪大学大学院薬学研究科
広報 半田 耕一 帝人ファーマ株式会社