第6回製剤技術伝承講習会: 2010/1/26-3/2

2010-01-26 09:452010-03-02 16:40毎日インテシオ ical Google outlook

ご案内

現在、改正薬事法の下、医薬品製造販売業と製造業が完全に分離されたのに伴い、企業から製剤の設計・製造のアウトソーシングが益々加速されており、製剤技術の伝承が途絶えることが懸念されています。そこで、本学会としてはこうした事態に対応するため、2006年に「製剤技術伝承委員会」を発足させ、製剤技術伝承講習会を企画しました。

技術伝承の対象者として、当初は医療用、ジェネリック、OTC、受託製造等の各医薬品メーカーの製剤技術者に加え、製剤設計・医薬品製造の手段を提供する製剤機械、エンジニアリング、添加剤等メーカーの技術者・研究者としてきましたが、更に大学・官公庁等での薬剤学・製剤学の研究者も含め、製剤技術の伝承対象者の裾野を広げることが重要と考えました。

第1回講習会として「固形製剤の製剤設計と製造法」を2007年3月に開始し、第3回以降は毎年、秋に固形製剤(東京、大阪開催)、春には非経口製剤(東京、大阪の交互翌年開催)の各講習会開催とし、より参加し易いように1日3コマの講義で4日間の開催としました。

おかげさまで参加者の95%以上の方から「大変参考になった」、「参考になった」との評価を得ています。また、前回から非会員も参加できるようになりましたので、広いジャンルから参加していただけるものと期待しています。

今回、第6回講習会「非経口製剤の製剤設計と製造法」を、大阪会場において2010年1月末より4日間、別紙のプログラムで開催することになりました。今回の講師陣としては第2回、第4回講習会の講師にも一部再登場いただき、前半の2日は無菌製剤、注射剤を中心とし、後半2日は注射剤に加え、DDS、半固形剤、吸入剤、非経口剤のBE試験法、アイソレーター技術など多枝に渡る内容となっています。いずれの演題も各ジャンルのエキスパートである「製剤の達人」にお願いし、製剤設計の理論と匠の技の話を織り交ぜた構成にしており、「製剤の達人」の製剤に対する哲学、信念をお聞きいただけると思いますので、今回もどうぞご期待下さい。

なお、今回は無菌製剤、注射剤関係とそれ以外の非経口製剤関係の講義を分けての受講をご希望の方に配慮し、前半2日と後半2日だけの受講も出来るようにいたしましたので、申し込み時にご留意下さい。一日単位の受付はいたしませんので、宜しくご理解の程をお願いいたします。

社団法人日本薬剤学会会長 岡田弘晃

製剤技術伝承委員会委員長 中村康彦

会期と会場

  大阪会場
会期 2010/01/26, 02/02, 02/16, 03/02(全て火曜日)
会場 毎日インテシオ(大阪府大阪市)

www.mai-b.co.jp/osaka/intecio/

プログラム

日程 コマ 講義名・講師
1月26日 AM 注射剤の開発で経験したこと

戸口 始/大塚製薬、元:武田薬品工業

PM1 凍結乾燥製剤の工業化研究

高木 肇/元:塩野義製薬

PM2 プレフィルドシリンジ製剤について

西田誠司/ニプロ

2月2日 AM 医薬品に用いられる水 ―種類・用途・製造法・管理―

川村邦夫/大塚製薬、元:武田薬品工業

PM1 注射剤の設計と評価

三輪 昭/プラード、元:第一製薬

PM2 凍結乾燥製剤

草井 章/日本製薬工業協会、元:第一三共

2月16日 AM DDS注射剤

吉野廣祐/神戸学院大学、元:田辺製薬

PM1 無菌製剤製造におけるアイソレーター技術とバリデーション

伊佐治好孝/大洋薬品工業

PM2 気道へのドラッグデリバリー

牧野悠治/徳島文理大学、元:帝人ファーマ

3月2日 AM 非経口製剤の生物学的同等性試験法
~局所皮膚適用製剤の生物学的同等性試験法ガイドラインを中心として~

山内仁史/ニプロパッチ、元:埼玉第一製薬

PM1 半固形剤の開発と製剤設計

稲木敏男/興和

PM2 注射剤のプラスチック容器、特にプレフィルドシリンジの設計と材料特性

前原 隆/第一三共プロファーマ

17:00-18:00懇親会

□ 各コマ時間帯:各120分(AM=09:45-11:45, PM1=12:30-14:30, PM2=14:40-16:40)

□ 内訳:講義90分+休憩5分+討論25分

□ 講義名・講師は予定。またプログラムは予告なく変更されることがあります。

□ カメラ等の録画・録音機器の持ち込みは禁止とさせていただきます。

社団法人日本薬剤学会 製剤技術伝承委員会

中村康彦 稲木敏男 岡田弘晃 小倉敏弘 片岡捷夫 草井 章 寺田勝英 平井真一郎 横浜重晴 吉野廣祐

司会、懇親会には「製剤技術伝承委員会」から製剤のエキスパートが参加し、話題を提供します。

参加区分と参加費(カッコ内は前・後半2日間のみ参加の場合)

参加区分 参加費 参加登録フォーム
【A】本学会会員/企業所属 120,000
(80,000円)
大阪会場
【B】本学会会員/大学・病院等所属 80,000
(50,000円)
【C】本学会賛助会員企業社員 120,000
(80,000円)
大阪会場
【D】本学会非会員 150,000
(90,000円)

□ 参加費には4日間12コマ(2日間6コマ)の講義・懇親会への参加・テキスト(開催初日に配布)が含まれます。

□ お申込は必ず参加者ご本人名義でお願い致します。

□ 参加登録フォームは、区分【A】【B】と区分【C】【D】で異なりますのでご注意下さい。

□ 参加登録受付は学会支援機構のページ(SSL接続)を使用しています。

□ 本学会会員(区分【A】【B】)の方は、ご登録にあたり「会員番号」「パスワード」が必要となります。

ご出席について

全講義の70%以上を受講された方に対し、講習会修了証書をご所属先上長様宛に送付致します。また、当初お申込の方による当日のご出席が不可能な場合は、一定の条件(以下参照)を満たす代理人による出席を認めます。

代理人の条件等

参加区分【A】【B】

代理人の条件:本学会会員

代理出席の方法:Emailによる事前申請が必要です。以下のフォームをメッセージ本文にペーストし、必要事項入力の上、タイトルを「製剤技術伝承講習会代理出席申請書」として、事務局までお送り下さい。

————————————————————

(1)参加登録者氏名:[       ]

(2)代理出席者氏名:[       ]

(3)代理出席者の会員番号:[129-   -    ]

(4)代理出席を申請する講習会:第[  ]日 / [  月  日]開催分 / [大阪 or 東京]会場

————————————————————

参加区分【C】【D】

代理人の条件:同一企業社員

代理出席の方法:会場受付に(1)当初登録の参加者の名刺 と (2)代理出席者の名刺を提出して下さい。

□ いずれの場合も、代理人は1日につき1名、全日程を通して2名までと致します。

お問合せ先

社団法人日本薬剤学会事務局
〒112-0012 文京区大塚5-3-13 学会支援機構内
Tel: 03-5981-6018, Fax: 03-5981-6012
Email: apstj@asas.or.jp, URL: www.apstj.jp