医薬品の包装と情報分科会

世話人一覧

役職 氏名 所属機関 委員就任日
代表世話人 安東幸弘 第一三共 2014/4/1
世話人 石田勝啓 田辺三菱製薬 2008/4/1
小野田洋 東和薬品 2025/9/1
田村巧己 シオノギファーマ 2019/8/1
尾家弘昭 中外製薬 2020/10/1

使命

  1. 医薬品包装の将来技術を展望し発信する
  2. 医薬品包装に期待される情報機能と管理システムを展望し発信する
  3. 医薬品の有効性、安全性や品質確保において包装が担うべき役割を研究し提案する
  4. 薬剤学会会員へのワークショップやシンポジウムを開催する

活動報告

 本分科会活動は本年で20年目を迎えている。

 これまでに開催した過去19回の薬剤学会・医薬品包装シンポジウムでは、自動認識表示に関する医療安全の課題や医薬品包装・容器による患者の使用性、ドラッグデリバリーへの貢献、及び患者の服薬コンプライアンスへの貢献などを取上げ、包装分野における先端の技術を発信してきた。

 日本薬剤学会第40年会においては、年会のテーマとして「Patient-centricに臨・産・学・官が協奏する薬剤学」というテーマが設定された。そこで、医薬品包装シンポジウムでも、その年会テーマを受け「Patient-centricな医薬品包装を志向した臨・産・学・官の取組み」と題したシンポジウムを企画した。シンポジウムでは2名の先生から、患者さんや医療従事者のニーズに合致した医薬品包装・表示に関する提案、並びに人々の色覚多様性に対応したカラーデザインに関して講演を頂いた。この講演が、医薬品包装に携わる我々にとっても、多くの気づき・示唆が得られるものになったものと考える。

1 近未来の服用者・薬局・時代背景に合致した医療用医薬品の包装・表示仕様

国立大学法人熊本大学 医薬品包装学寄附講座 岩崎 竜之 先生

2 色覚多様性に対応したカラーデザイン -安全性に係わる情報アクセシビリティ-

DICカラーデザイン株式会社 竹下 友美 先生

  • 22年会(大宮) 医薬品トレーサビリティーにおけるバーコード活用とRFIDへの期待
  • 23年会(札幌) 最新の医薬品包装を考える
  • 24年会(静岡) 医療現場を見据えたこれからの医薬品包装設計
  • 25年会(徳島) 医薬品のリスクマネジメント最前線
  • 26年会(東京) 製剤開発の未来を支える最新包装テクノロジー
  • 27年会(神戸) Patient Compliance・・ いま包装ができること
  • 28年会(名古屋)創薬への貢献を目指して~医薬品メーカー技術者による包装設計事例~
  • 29年会(大宮) 包装技術でDDSの可能性に挑戦!
  • 30年会(長崎) 医薬品包装とICTの融合による医療革新に向けて
  • 31年会(岐阜) 変わりゆく医薬品包装~ユーザー視点からの識別性・使用性を考える~
  • 32年会(大宮) 医療環境変化に対応した医薬品の容器・包装~在宅医療、抗体医薬品を中心に~
  • 33年会(静岡) サステナブル社会の実現に向け医薬品包装が直面している課題~偽薬/流通/アドヒアランス~
  • 34年会(富山) 医薬品包装機械の変遷と今後の展望
  • 35年会(熊本) 医薬品包装の新たな潮流と将来展望 〜薬機法改正,環境保護,デジタル技術〜
  • 36年会(徳島) 医薬品包装の新たな潮流と将来展望(2021)~薬機法改正,環境保護,デジタル技術~
  • 37年会(京都) サステナブル社会の実現に向け今後の医薬品包装ができることとは?
  • 38年会(名古屋)コロナ禍で見えてきた医薬品調剤業務の変化と新しい医薬品包装の在り方
  • 39年会(神戸) AI、DX技術等を駆使した検査、検知技術の最新動向
  • 40年会(東京) Patient-centricな医薬品包装を志向した臨・産・学・官の取組み

[文責 第一三共 安東(代表世話人)]