会長メッセージ

日本薬剤学会会長 楠原洋之

 このたび、尾関哲也先生より会長職を引き継ぎ、日本薬剤学会第26代会長に就任いたしました。
尾関哲也先生のもとで副会長を務める機会を通じて、学会運営に関わる実務や運営体制について学ばせていただきました。その経験を踏まえ、会長としての責務を誠実に果たしていきたいと考えております。

 本学会は1985年の設立以来、薬剤学を基盤とした医薬品の創製・開発・適正使用に関わる研究の発展を目的として、産学官の多様な研究者・技術者が集う学術団体として活動を続けてまいりました。基礎研究から応用研究に至るまで幅広い領域を包摂し、学術交流と人材育成を通じて、医療および社会への貢献を果たしてきたことは、本学会の大きな財産であると考えております。

 2025年には、本学会は設立40周年という大きな節目を迎えます。
これまで本学会を支えてこられた先達の先生方、会員の皆様、ならびに関係各方面のご尽力に深く感謝申し上げますとともに、この節目の年を、次の時代に向けた新たな発展への出発点としたいと考えております。

 創薬研究を取り巻く環境は大きく変化しており、モダリティの多様化、デジタル技術の進展、国際連携の重要性の高まりなど、薬剤学に求められる役割も一層広がっています。
本学会が、研究成果の発信と活発な議論の場としてのみならず、次世代を担う研究者・技術者の育成、さらには国際的な連携を推進する拠点として、引き続き重要な役割を果たしていけるよう努めてまいります。

 会員の皆様をはじめ、関係各位におかれましては、今後とも本学会の活動に対し、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。