主催 | 公益社団法人日本薬剤学会 製剤技術伝承委員会 |
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協賛 | シミックCMO株式会社 |
このページの目次
会期・会場
会期 | 会場 | |
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第1部 | 2025年7月10日(木)~11日(金) |
アクセス
近鉄南大阪線「大阪阿部野橋」駅 西改札口 JR「天王寺」駅 中央改札口 大阪メトロ御堂筋線「天王寺」駅 西改札口 大阪メトロ谷町線「天王寺」駅 南西改札口・南東改札口 阪堺電軌上町線「天王寺駅前」駅よりすぐ |
第2部 | 2025年10月2日(木)~3日(金) |
アクセス
JR中央本線・名鉄瀬戸線「大曽根」駅下車 徒歩約10分。 地下鉄名城線 「ナゴヤドーム前矢田」駅下車2番出口 徒歩約3分。 ゆとりーとライン「ナゴヤドーム前矢田」駅から徒歩約5分 |
第3部 | 2025年12月18日(木)~19日(金) |
製剤技術伝承講習会へのご案内
理論と経験に裏付けられた匠の技術と設計思想を継承し、日本の製剤技術力の更なる飛躍のために
医薬品産業を取り巻く環境の著しい変化に伴い、わが国で脈々と培われて来た製剤技術が十分に伝承されず散逸することが懸念される中、本学会では2006年に「製剤技術伝承委員会」を発足させ、長年にわたって発展してきた製剤技術の伝承に努めて参りました。今回は「経口製剤・非経口製剤の製剤設計と製造法」をテーマに3部構成と致しまして、それぞれのエキスパートからご講演をいただきます。奮ってご参加下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
製剤技術伝承委員長 米持悦生
プログラム(内容は変更の場合があります。)
第1部
会場: 大谷大学ハルカスキャンパス
7/10(木)
日程 | 演題 | 講師 |
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AM 10:30-12:30 |
「固形製剤総論 ―剤形設計コンセプトと製造技術-」 | 竹内洋文 (岐阜薬科大学) |
「製剤学」は医薬品とヒトとの接点に関わる学問であり、有効性が最大限に発揮でき、安全かつ安心な薬物投与・治療を製剤設計・技術により具現化することが目標です。その際に、近年の医療のキーワードである、Patient Centricityを考えることも極めて重要です。これらの製剤設計の目標を達成できるようになるために、設計及びプロセスの基礎を、最近の動向も踏まえてお話ししたいと思います。医薬品の製剤設計に直接携わる研究・技術者はもちろん、製薬あるいは関連会社の製造、品質管理等に関わる皆さんにも、できるだけわかりやすく情報提供をしたいと思います。 | ||
PM-1 14:00-16:00 |
「経口製剤設計における原薬物性評価」 | 我藤勝彦 (大塚製薬株式会社) |
製薬メーカーは「患者さんに医薬品を安定的に提供する」という社会的責務を負っています。この責務を果たすための基礎となる研究が,医薬品原薬や製剤の本質を知るための「物性評価・特性解析」であると考えています。製剤技術と物性評価・特性解析は、医薬品開発の両輪であると思います。 本講義においては,原薬物性評価における各種評価手法から得らえるデータについて解説すると共に,原薬形態の選定の概要について説明したいと思います。 |
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PM-2 16:10-18:10 |
「QbDに基づく固形製剤のプロセス開発と高度管理戦略の構築」 | 原由子 (アステラス製薬株式会社) |
Quality by Design(QbD)に基づく固形製剤のプロセス設計においては,段階的なリスクアセスメントの実施,実験計画法等による客観的評価,データに基づく適切な管理戦略の設定が重要であり,実例を交えて紹介します。また,高度な管理戦略の構築としてPATによる重要品質特性のモニタリング,データマイニングによる商用生産時のデータ収集と解析手法について具体的な取り組みを解説します。 これらの事例紹介が参加者の皆様において、医薬品製剤開発での技術的および科学的製品理解の促進や医薬品の安定生産・継続的改善に繋げるための一助となれば幸いです。 |
7/11(金)
日程 | 演題 | 講師 |
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AM 10:00-12:00 |
「打錠機構の理解と打錠障害の解決事例」 | 杉野唯衣 (シオノギファーマ株式会社) |
製剤設計やスケールアップの過程において,打錠障害や打錠トラブルは避けがたい課題です。このような事態に対する最善の解決策は製剤処方の見直しですが,開発後期に発生した場合は,製造設備の改良や設定条件の最適化を通じて問題解決を図ることが求められます。 打錠機構の理解を深めることで,打錠障害やトラブルの原因を特定し,解決策を導き出すことが可能となります。加えて,打錠障害の発生メカニズムの理解や過去の改善検討事例は,問題解決の糸口となります。本講義では,打錠機構の理解を深めるために行った検討や,打錠障害への対応事例,評価方法の検討事例をご紹介します。 |
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PM-1 13:30-15:30 |
「医薬品の包装設計~ジェネリック医薬品企業としての包装技術・包装設計~」 | 結城健 (沢井製薬株式会社) |
PM-2 15:40-17:40 |
「医薬品微粒子のコーティングテクニック」 | 市川秀喜 (神戸学院大学薬学部) |
OD錠等に代表される高付加価値製剤の製造のためのツールとして100μm以下の微粒子へのコーティングのニーズが高まりをみせている。従来から汎用される湿式スプレープロセスでは生産効率と品質の再現性に難点があり,特に粒子間凝集の防止と良好な被膜形成が重要な鍵となる。本講では,材料・処方に主眼をおいた凝集防止の考え方や成膜機構を解説し,製剤設計の研究事例のほか,近年注目を集めている乾式コーティングプロセスの検討例についても紹介する。 微粒子のコーティングには多くの困難さがつきまとうが,製剤の機能化には有力なツールのひとつでもあり,経口剤のみならず,様々な製剤への応用展開を目指したい。 |
今後の予定
第2部 2025年10月2日(木)~3日(金)
第3部 2025年12月18日(木)~19日(金)
会場:名城大学ナゴヤドーム前キャンパス西館レセプションホール
第2部、第3部の演題予定
- 経口吸収性評価技術
- 造粒法の特徴とポイント
- 固体分散体評価技術
- AIによる処方設計
- 連続生産
- 製剤開発における医薬品添加剤の品質管理
- 無菌製剤総論
- 凍結乾燥技術
- 皮下投与製剤の開発
- シングルユース製品に開発
- 無菌医薬品製造設備
- 抗体医薬品の製剤設計
参加区分と参加費(消費税10%含む)
参加費は、第1部から第3部を全3回とし、受講頂く講義並びにテキストが含まれます。
参加区分 | 参加費-消費税込 | ||
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【A】本学会会員-企業所属 | 全3回 | 165,000円 | |
全3回のうちいずれか2回 | 132,000円 | ||
全3回のうちいずれか1回 | 88,000円 | ||
【B】本学会会員-大学・病院等所属 | 全3回 | 110,000円 | |
全3回のうちいずれか2回 | 88,000円 | ||
全3回のうちいずれか1回 | 55,000円 | ||
【C】本学会賛助会員企業社員 | 全3回 | 165,000円 | |
全3回のうちいずれか2回 | 132,000円 | ||
全3回のうちいずれか1回 | 88,000円 | ||
【D】本学会非会員 | 全3回 | 220,000円 | |
全3回のうちいずれか2回 | 165,000円 | ||
全3回のうちいずれか1回 | 99,000円 | ||
【E】シミックグループ社員 | 全3回 | 110,000円 | |
全3回のうちいずれか2回 | 88,000円 | ||
全3回のうちいずれか1回 | 55,000円 | ||
注意
テキストは当日会場にてお渡し致します。
<意見交換会について>
第1部7月10日、第2部10月2日、第3部12月18日は講習会終了後に意見交換会を開催予定です。(参加費別)
<キャンセルについて>
会期より1週間以内のキャンセルにつきましては、参加費を全額頂戴しますこと、予めご了承ください。
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参加申込と申込期日
以下の参加申込フォーム(Googleフォーム)よりお申込みください。
申込フォームは第1部から第3部まで対応していますが、各講習会の申込期日は以下のとおりです。
第1部への参加申込期日:6月30日
第2部への参加申込期日:9月22日
第3部への参加申込期日:12月8日
申込フォームの送信後に登録いただきましたメールアドレスに「製剤技術伝承委員会」事務局より参加申込料の請求書、連絡事項をお送りします。セキュリティ上Googleフォームへの申込が出来ない場合は日本薬剤学会製剤技術伝承事業のメールアドレスにご連絡ください。
製剤技術伝承事業メールアドレス
Email: densho [at] apstj.jp
[at]を@に置き換えてください。
参加申込フォーム
https://forms.gle/D3kiejmSvDhjYwraA
ご登録は必ず参加者ご本人名義でお願いします。
賛助会員企業一覧はホームページ「賛助会員制度」でご確認ください。
https://www.apstj.jp/supporters/
本学会会員の方は、申込にあたり「会員番号」が必要です。会員番号がご不明な場合は、学会支援機構内会員管理事務局までお問合せください。
会員管理事務局メールアドレス member [at] asas-mail.jp
[at]を@に置き換えてください。
ご出席について
全講義の70%以上を受講された申込者に対し、希望者には講習会修了証書を送付致します。
お問合せ先
公益社団法人日本薬剤学会事務局 製剤技術伝承事業担当
ご連絡はメールでお願い致します。
Email: densho [at] apstj.jp
[at]を@に置き換えてください。