このページの目次
シンポジウムの概要
第22回 若手が拓く新しい薬剤学 ~生体微小環境を理解し制御する~
オーガナイザー
佐藤 秀行(静岡県立大学 薬学部)
小出 裕之(静岡県立大学 薬学部)
粘液層や細胞膜,さらには組織・疾患部位に形成される生体微小環境は,医薬品の体内動態や薬効,さらには安全性を大きく左右する重要な因子である.近年,ナノテクノロジーや中分子・核酸創薬の発展に伴い,これらの生体微小環境や生体バリアを深く理解し,その特性を積極的に利用・制御することで,薬物送達効率や治療効果の向上を目指す研究が急速に進展している.一方で,ナノ粒子や環境微粒子と生体との相互作用に起因する安全性評価の重要性もますます高まっており,有効性と安全性を統合的に理解する視点が求められている.
本シンポジウムでは,経粘膜吸収における粘液/mucin環境の解明,エンドサイトーシスを介した細胞取り込み機構の理解,組織・疾患微小環境を利用した高分子ナノキャリアによる薬物送達,さらにナノ粒子の生体内動態と安全性評価について,第一線で活躍する若手研究者が最新の成果を紹介する.生体微小環境を「理解する」「利用する」「設計する」「評価する」という一連の視点から,各研究分野の知見を融合し,次世代DDSと薬剤学の新たな展開について議論したい.
本シンポジウムは,薬剤学若手研究者が毎年オーガナイズしており,今回で第22回を迎える.日本薬剤学会とのジョイント企画として開催する.
日程・場所
2027年3月25日(木)~2027年3月28日(日)
東京都八王子市(JR八王子駅周辺5会場)
講演予定者1
東京薬科大学 薬学部 准教授 岸本 久直
会員区分:薬学会会員、薬剤学会会員
講演タイトル:経粘膜吸収における粘液/mucinバリアの解明と吸収促進戦略
講演予定者2
神戸学院大学 薬学部 准教授 亀井 敬泰
会員区分:薬学会会員、薬剤学会会員
講演タイトル: 細胞内薬物送達戦略における各種エンドサイトーシス経路の分離解析
講演予定者3
東京理科大学 先進工学部 マテリアル創成工学科 講師 内藤 瑞
会員区分:
講演タイトル: 炎症に起因する毛細血管変容を捉えるための高分子キャリアの設計戦略
講演予定者4
大阪大学 大学院薬学研究科 准教授 東阪 和馬
会員区分:薬学会会員、薬剤学会会員
講演タイトル:ナノ粒子の生体内動態と安全性評価研究:物性-動態-毒性の連関解析に基づく安全設計への展開
