永井恒司名誉会長がFIP名誉会員に推戴されました

本学会名誉会長・永井恒司先生が、この度、FIP(国際薬学連合)名誉会員(Honorary Membership Awardee) に推戴されることになりました。日本人として初めての受章ということで、先生におかれては勿論のこと、日本薬剤学会としても、また各学会員にとっても大きな喜びであります。

この名誉会員は、国際レベルで強力な指導力を発揮され、薬科学分野の進歩に大きく貢献され、かつFIP のミッションを大きく前進させた人に授けられることになっています。現在まで10名の海外の先生方が受章されておられます。

先生は、石館守三先生のご指導もあり、1975年ダブリン大会より36年の長きにわたり FIP に参画され、日本のため、そして世界のために全力を尽くして来られました。

1986年には薬科学分野の最高賞と言われる Høst-Madsen Medal を、これも日本人として初めて受章されました。そしてこの年から8年間は、副会長としてFIP 全体の発展のために積極的に活動なさいました。1993年の東京大会開催、1992年の中国薬学会の加盟(台湾との関係もあり、6年も要した)、1995年の日本薬学会の加盟(瀨崎会頭英断)等の大変貴重な実績を残されました。

今回の名誉会員はまさに先生に相応しい称号かと思います。

先生の今回の受章を機に、多くの学会員の皆さんが FIP により深い関心をもって参画されんことを切望いたします。

なお、先生の大活躍の元には、奥様(清子様)の支えのあることを付言いたしたいと思います。

受章式典は、インド・ハイデラバードにて本年9月3日~8日に開催される第71回FIP 年会の開会式で行われます。

社団法人日本薬剤学会
顧問 小西良士