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薬剤学とは

薬剤学とは、生理活性を有する物質を人間の病気の予防・診断・治療に適用する方法を研究する学問です。薬剤学を大きく分類すれば、(1)人体にとって有効性と安全性の保証された最も好ましい形状の医薬品(剤形)に仕立て上げること、(2)それが最も好ましい使われ方(適正使用)をされるよう対処すること、の2つに分けられます。したがって、薬剤学は、医薬品の安全性、有効性、かつ使用上の利便性に関する医薬品適用方法論ともいえます。

日本薬剤学会とは

医薬品が安全に、有効に、かつ使いやすく設計されることにより、すべての人々の健康な生活を確保するための学問が薬剤学です。日本薬剤学会(The Academy of Pharmaceutical Science and Technology, Japan)は、薬剤学の進歩および普及をはかり、科学、技術、文化の発展に寄与することを目的として1985年に設立されました。薬剤師、研究者、技術者、産学官の諸分野で薬剤学に関心のある個人、あるいは団体から構成されています。平成18年4月には、日本薬剤学会は文部科学大臣より社団法人設立の認可をいただきました。公益法人として、今後一層薬剤学の発展、教育、啓発に関して活発に活動を展開し、社会に貢献することが期待されています。

日本薬剤学会の活動

本学会は設立以来、学術集会の開催や学会誌の発行などにより、研究成果の発表・普及に努めるとともに、学会賞・奨励賞等による研究業績の表彰などを通して学術水準の向上に努めることにより、高品質の医薬品が医療の場に供給されることに貢献してきました。さらに薬の使い方に関する研究体制の確立にも努力すると同時に、高度な医療知識を有する優れた薬剤師・薬剤学研究者を育成するために、学部学生懸賞論文募集・表彰や大学院学生スカラシップ(永井記念薬学国際交流財団の援助による)などを行い、卒前・卒後教育に貢献してきました。また、市民公開講座を開催し、一般市民への啓発活動、薬剤学の普及を図ってきました。本学会は設立後間もない1988年に国際薬学連合(International Pharmaceutical Federation; FIP)に正会員として加盟し、これまでに多くの国際薬学会議の企画・運営を担当してきました。日本薬剤学会の学問的レベル、国際性、運営能力の高さは、国際的に高く評価されています。