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第1回製剤技術伝承実習講習会: 2010/9/9-10

「微粒子コーティングのメッカ神戸学院大学薬学部で製剤技術を学ぼう!」

イベント詳細

日時

2010年09月09日 09時00分 から
2010年09月10日 18時00分

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会期

2010/9/9(木)-10(金)

会場

神戸学院大学薬学部(ポートアイランドキャンパス)

ご案内

新薬開発が益々困難になる中、製品開発の新たな戦略として製剤技術の重要性が再認識されています。一方で改正薬法以後、製剤の設計・製造のアウトソーシングが一層加速され、各企業においては製剤技術の伝承が途絶えることが懸念されております。本学会はこうした現状に対応するため2006年に「製剤技術伝承委員会」を発足させ、年2回の製剤技術伝承講習会を開催して参りましたが、このたび多くの会員の皆様のご要望に基づき、標記実習講習会を神戸学院大学薬学部福森研究室の全面的なご支援を受け企画しました。本講習会は座学の講義だけではなく、製剤技術による問題解決を実際に経験していただくことに重点を置き、グループによる実習を中心に、実験結果から得られる考察についての発表・討論を行い、本学会認定の『製剤の達人』を含む専門家より直接的にノウハウを伝授するものです。奥の深い製剤技術の世界を少しでも受講者に体得していただき、次世代の発展につながることを願っています。
第1回目の今回は『粉体の表面処理による問題解決と機能賦与』というテーマで別紙のようなプログラムを用意させていただきました。いずれも微粒子の表面処理、微粒子コーティングをキーテクノロジーとする重要な製剤技術ですが、初~中級の製剤研究者を対象とした「問題解決型」の実習内容となっています。

社団法人日本薬剤学会会長 杉林堅次
製剤技術伝承委員会委員長 吉野廣祐

プログラム

実習A 「表面処理による打錠障害(キャッピング、スティッキング)の改善」
担当委員:槇野 正(京都薬品工業(株))

錠剤の製造法には、直打法、乾式造粒法、湿式造粒法が知られるが、中でも湿式造粒法は結合剤によって粉体の表面が効果的に処理される機構を含むため、成形性、崩溶解性、打錠障害の改善に寄与し、そのため、特に汎用性の高い方法とされる。今回の実習では、直打法において打錠が困難なモデル処方を例に、主薬の表面処理によって如何に打錠障害(キャッピング、スティッキング)が回避できるかを体験していただく。

実習B 「レイヤリング造粒とコーティングによる苦味マスキング」
担当委員:中村康彦(佐藤薬品工業(株))

苦味マスキングには官能的方法、化学的方法、物理的方法などの手法が知られるが、今回は中でも汎用性の高いコーティング法を取り上げる。本実習では流動層による核微粒子へのレイヤリング造粒と不溶性皮膜のコーティングを実施し、得られた微粒子の製剤特性および苦味マスキング効果についてさまざまな方法で評価する。本法では、初期溶出を抑えつつ20~30分後には完全溶出を実現することがポイントとなるが、崩壊圧や浸透圧を惹起する添加剤の配合によって如何に溶出性や苦味隠蔽効果に影響するかを体験していただく。

実習C 「50μmクラス微粒子へのスプレーコーティング」
担当委員:市川秀喜(神戸学院大学薬学部)

口腔内崩壊錠やドライシロップのような易服用性製剤に放出制御能や表面改質を賦与した次世代型高機能製剤とするためには口中で違和感のない100μm以下微粒子への表面加工が必須となる。従来の湿式スプレーコーティング法では生産効率と品質の再現性に難点があり、実用化においては凝集を防ぎ、高い収率を維持したままでいかに高速でスプレーできるかが重要なポイントである。本実習では,神戸学院大学で長年培ったワースター型装置による平均径50μmオーダーの核粒子への薬物レイヤリングおよび徐放性コーティング操作を見学し、併せて微粒子コーティングのための処方設計と操作条件設定の考え方を体験していただく。

製剤技術伝承実習講習会準備委員会
中村康彦、吉野廣祐(以上、製剤技術伝承委員)、大谷茂義、小倉敏弘、小林征雄、平井真一郎、槇野 正
神戸学院大学薬学部:市川秀喜、福森義信

協力:菊水製作所(株)、(株)パウレック、フロイント産業(株)、他

□ 当日、実習および講習の資料の配布を予定しております。
□ 実習A, B, Cいずれかの課題を指定しての、1日/1課題単位でのお申込は受け付けかねます。

参加区分と参加費

参加区分 参加費 参加登録フォーム
【A】本学会会員 55,000円 【A】用フォーム
【B】本学会賛助会員企業社員 55,000円 【B】【C】用フォーム
【C】本学会非会員 75,000円

■ 定員20名:ただし、申込多数の場合は、1社あたりの参加者の上限を設定し、既にお申込済の場合でも次回以降のご参加をお願いすることがありますので、予めご了承下さい。
■ 上記【B】枠でのご参加に限り、止むを得ない場合の同一企業社員の代理人による受講が可能です。

お問合せ先

社団法人日本薬剤学会事務局
Phone: 03-5981-6018, Email: apstj [at] asas.or.jp